TKS製品とは
TKSの主力製品「輪転機」は、主に新聞や雑誌を印刷するのに使われる省エネ・省資源の超高速印刷機です。
超高速…といってもどれくらいの速さなのか??と思われるでしょうが、たとえば新聞であれば、最も速い機種では1時間に20万部(≒1秒間に55部)の新聞を刷り上げてしまいます。
機械の中に階段があることからもわかる通り、大変に大きな機械であり、受注から納品まで1年以上かかることもあります。
ここでは、その受注以降の簡単な流れと、当社の輪転機に組み込まれた技術を紹介します。
TKS輪転機が稼働するまで
flow 01受注
新聞社や印刷会社より、製品の注文をいただきます。ここで納期や仕様についてお客様の要望を確認し、決定します。
お客様の要望や、印刷現場の建物の状況によって、仕様や構造も変わってくるため、完全受注生産であり、まったく同じ製品を何度も造ることは基本的にありません。
flow 02設計
受注した製品を設計・製図します。ここで受注時に決定した仕様の通りの輪転機ができあがるよう、機械・電気の設計を行います。
上記の通り非常に大きい機械であるため、給紙部分の設計、印刷部分の設計、…といった具合に担当を分けて設計の作業が行われます。
flow 03製造・納品
製図された通りに、工場で部品の加工・組立を行います。最終的に輪転機のために組み合わせる部品の数は10万点以上にもなります。
納品先で最終組立・動作確認を行います。
flow 04保守
納品して終わりではなく、製品が順調に稼働するように保守サービスを行うことも、TKSの大事な仕事です。
不具合が発生する前に、効果的なメンテナンスの提案などを行うことにより、より安定的かつ長期間の稼働を可能にし、お客様のコスト削減に貢献していきます。